IBJ-Sとは?
IBJ-S(アイビージェイエス)とは、IBJ(日本結婚相談所連盟)に加盟する結婚相談所の会員が利用する専用システムです。お相手のプロフィール検索、お見合いの申し込みと管理、スケジュール調整、AIマッチングなど、婚活に必要な機能が一通り揃っています。
筆者はIBJ加盟の結婚相談所で約1年11ヶ月活動しました。その間、IBJ-Sはほぼ毎日開いていたと言っても過言ではありません。この記事では、実際の活動経験をもとにIBJ-Sの使い方を徹底的に解説します。
IBJ-Sの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | IBJ-S(IBJ System) |
| 利用対象 | IBJ加盟の結婚相談所に入会した会員 |
| 利用料金 | 月会費に含まれる(追加料金なし) |
| 対応端末 | スマートフォンアプリ(iOS/Android)、Webブラウザ |
| 主な機能 | プロフィール検索、お見合い申し込み、スケジュール管理、AIマッチング |
IBJ-Sの主要機能
IBJ-Sには多くの機能がありますが、婚活で特に重要なものを順に解説します。
1. プロフィール検索
IBJ-Sの中核となる機能です。約9.5万人のIBJ会員の中から、自分の希望条件に合った相手を検索できます。
設定できる主な検索条件:
- 年齢(範囲指定可能)
- 居住地域(都道府県単位)
- 年収
- 学歴
- 身長
- 職業
- 婚歴(初婚/再婚)
- 喫煙の有無
- お酒の頻度
- 趣味・興味
検索結果は一覧で表示され、写真・年齢・居住地・職業などの基本情報が確認できます。気になるお相手のプロフィールをタップすると、自己PR文や担当カウンセラーからの推薦コメントなど、詳細な情報を閲覧できます。
2. お気に入り機能
気になるお相手を「お気に入り」として保存できます。後から見返してじっくり検討したいときに便利です。
筆者の使い方としては、検索で気になった相手はまずお気に入りに入れておき、週末にまとめてプロフィールを読み直してからお見合いの申し込みを判断していました。衝動的に申し込むのではなく、一度冷静になってから行動するほうが、結果的にお見合いの質が上がりました。
3. お見合い申し込み・管理
プロフィール画面から直接お見合いの申し込みができます。申し込みの状況は一覧画面で管理でき、「申し込み中」「成立」「不成立」などのステータスがひと目でわかります。
お見合い申し込みの上限:
IBJ-Sでは月間のお見合い申し込み件数に上限があります。上限数はプランによって異なりますが、一般的には月20件〜30件程度です。
| ステータス | 意味 |
|---|---|
| 申し込み中 | お相手の返答待ち |
| 成立 | お互いにOKとなりお見合い確定 |
| 不成立 | お相手からお断りされた |
| 見送り | 自分が受けた申し込みを断った |
| 日程調整中 | お見合い成立後、日時を調整中 |
4. スケジュール管理
お見合いの日程調整は、IBJ-S上で候補日時を提出する形式です。自分の空いている日時を複数提出し、お相手の候補と一致した日程でお見合いが確定します。
筆者の経験上、候補日は多めに出すのがコツです。3つ以上の候補を提出すると日程の一致率が大幅に上がります。土日の午前・午後を中心に、平日の夜も含めて出すと調整がスムーズでした。
5. AIマッチング
IBJ-Sには、AIがお相手を提案してくれる機能があります。自分の検索条件やお気に入り傾向、お見合い成立の実績などをもとに、「この方と相性が良いのでは」という提案がされます。
正直なところ、最初は「AIの提案なんて当てにならないだろう」と思っていました。しかし実際に使ってみると、自分では検索条件に入れていなかったエリアや年齢層の方が提案され、視野を広げるきっかけになりました。筆者が仮交際に進んだお相手の中にも、AI提案がきっかけだった方が複数いました。
6. 交際管理
仮交際や真剣交際に進んだ後も、IBJ-S上で交際の状況を管理します。交際中のお相手の一覧や、交際終了の申し出もシステムを通じて行います。
検索フィルターを使いこなすコツ
IBJ-Sの検索機能は非常に細かい条件が設定できますが、使い方を間違えると出会いの可能性を自ら狭めてしまいます。約1年11ヶ月の活動で学んだ、検索フィルターのコツを紹介します。
条件を絞りすぎない
最もよくある失敗は、理想を詰め込みすぎて検索結果がほとんど出ないことです。
例えば「30歳以下、年収700万以上、都内在住、170cm以上、大卒以上」と設定すると、該当者は極めて少なくなります。まずは「絶対に譲れない条件」を2〜3個に絞り、それ以外は広めに設定することをおすすめします。
「新着順」を活用する
検索結果の表示順は複数ありますが、「新着順」(新しく入会した順)は積極的に活用すべきです。入会直後の会員はまだお見合い申し込みが少ないため、成立率が高い傾向があります。筆者も新着会員に申し込んだ場合の成立率は、通常の2〜3倍ありました。
定期的に条件を見直す
活動が長くなると、最初に設定した条件が「本当に自分に合っている条件」なのか疑問に思うことがあります。3ヶ月に一度くらいの頻度で、検索条件を見直してみましょう。実際にお見合いや交際を経験すると、当初は重視していなかった条件の大切さに気づくことがあります。
アプリ版とWeb版の違い
IBJ-Sはスマートフォンアプリとウェブブラウザの両方から利用できます。基本的な機能は同じですが、いくつかの違いがあります。
| 項目 | アプリ版 | Web版 |
|---|---|---|
| プッシュ通知 | 対応 | 非対応 |
| 操作性 | スマホに最適化 | 画面が大きく見やすい |
| プロフィール閲覧 | 縦スクロール | 一覧性が高い |
| 写真の見やすさ | 標準的 | 大きく表示できる |
| 利用場面 | 移動中・隙間時間 | 自宅でじっくり |
筆者のおすすめの使い分け:
- 普段の検索やお見合い状況の確認 -- アプリ版でサッと確認
- プロフィールをじっくり読み込みたいとき -- Web版で大画面表示
- お見合い申し込みの判断 -- Web版で写真やPR文をしっかり確認してから
アプリ版のプッシュ通知は必ずオンにしておきましょう。お見合いの申し込みが来たときや、日程調整の連絡が入ったときにすぐ対応できます。返答が早い会員は印象が良く、お見合い成立率にも影響します。
IBJ-Sでよくある失敗
1年11ヶ月の活動の中で筆者自身が経験した、あるいは周囲の会員から聞いた「よくある失敗」をまとめます。
失敗1: 写真だけで判断してしまう
IBJ-Sでは一覧画面にプロフィール写真が表示されるため、写真の印象だけで「なし」と判断してしまいがちです。しかし、プロフィール写真は撮影環境やカメラマンの技量によって大きく印象が変わります。自己PR文まで読んでから判断することを心がけましょう。
失敗2: 申し込みを出し惜しみする
「月の上限があるから慎重に」と考えすぎて、申し込みが少なくなるパターンです。お見合いの成立率は一般的に10〜20%と言われています。つまり、10件申し込んで1〜2件成立すれば良いほうです。上限近くまで積極的に申し込むことが、活動を前に進めるカギです。
失敗3: スケジュール候補を少なく出す
お見合いが成立しても、候補日を1〜2日しか出さないと日程がなかなか決まりません。相手の候補日と一致しなければ再提出が必要になり、その間にお互いのモチベーションが下がることもあります。最低でも3日以上、できれば5日程度の候補を出すのが理想です。
失敗4: 通知を見落とす
アプリの通知設定をオフにしていたり、こまめにチェックしない場合、申し込みやメッセージを見逃すことがあります。お見合いの申し込みへの回答期限は通常1週間ですが、早く返答するほど好印象です。
IBJ-Sを最大限活用するためのコツ
最後に、約1年11ヶ月の経験から導き出した「IBJ-Sの上級者テクニック」を紹介します。
ログイン時間帯を意識する
IBJ-Sでは、相手側に「最終ログイン日」が表示されます。定期的にログインしていると「活動に積極的な会員」として見られ、お見合いの申し受け(相手からの申し込み)が増える傾向があります。毎日1回はログインすることを習慣にしましょう。
プロフィールを定期的に更新する
プロフィールの更新日も表示されるため、定期的に自己PR文を見直すことで「新着」に近い効果が得られます。季節に合わせた趣味の話題を入れたり、最近の出来事を盛り込むと、文章に鮮度が出ます。筆者は月に1回はPR文を微修正していました。
お見合い後の振り返りをシステムで管理する
IBJ-S上でお見合い履歴が確認できるため、「どんなお相手と会い、どう感じたか」を振り返る素材として活用できます。筆者は別途メモアプリに感想を記録し、自分の傾向を分析していました。「どんな人と話が弾んだか」「何に違和感を覚えたか」を言語化することで、お相手選びの軸が明確になっていきました。
カウンセラーと連携して使う
IBJ-Sの活動データはカウンセラーも閲覧できます。検索条件やお見合い成立率、交際の進捗などをカウンセラーと共有し、アドバイスをもらいましょう。「検索条件をこう変えてみては」「この方にも申し込んでみてはどうですか」といった具体的な提案をもらえることがあります。
複数の検索条件を保存する
IBJ-Sでは検索条件を保存できます。例えば「年齢近め・同じエリア」「少し広めの条件」「AI提案で気になった条件」など、複数パターンの検索条件を作っておくと、日々の検索が効率化されます。
まとめ
IBJ-Sは、IBJ加盟の結婚相談所で活動する上で欠かせないツールです。ただのシステムと捉えるか、婚活を有利に進める武器と捉えるかで、活動の質は大きく変わります。
IBJ-Sを使いこなすポイントの整理:
- 検索条件は絞りすぎず、新着順を積極的に活用する
- お見合い申し込みは出し惜しみせず、上限近くまで活用する
- スケジュール候補は多めに出し、返答は早めにする
- アプリ版とWeb版を場面に応じて使い分ける
- 毎日のログインとプロフィールの定期更新を習慣にする
- カウンセラーとデータを共有し、客観的なアドバイスをもらう
筆者は1年11ヶ月の活動を経て成婚退会しましたが、振り返ってみるとIBJ-Sの使い方に慣れるまでに最初の2〜3ヶ月はかかりました。しかし一度使い方を覚えれば、効率よくお相手を探し、お見合いを組み、交際を進められるようになります。
この記事が、これからIBJ-Sを使い始める方の参考になれば幸いです。