婚活が長期化するのは珍しくない
結婚相談所での活動期間の目安は一般的に「1年前後」と言われます。しかし実際には、1年以上活動しても成婚に至らないケースは決して珍しくありません。
筆者自身、IBJ加盟の結婚相談所で約1年11ヶ月活動し、最終的に成婚退会しました。振り返ると、活動の前半は「なぜうまくいかないのか」が分からないまま時間だけが過ぎていた時期でした。この記事では、当時の経験を踏まえて、婚活が長期化する原因と具体的な見直しポイントを解説します。
婚活が長期化する7つの原因
1. 条件が厳しすぎる
婚活が長引く最も多い原因の一つが、お相手に求める条件が多すぎる・高すぎることです。
年収、年齢、学歴、職業、容姿、居住地、趣味...すべての条件を満たす相手を探していると、お見合いの母数が極端に少なくなります。
筆者の場合、活動開始当初は条件を欲張りすぎた結果、最初の3ヶ月でお見合いが2件しか組めませんでした。カウンセラーのアドバイスで条件を見直してからは、月に3〜4件のお見合いが組めるようになりました。
| 条件の見直し例 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 年齢 | 同い年まで | 3歳上まで |
| 年収 | 600万円以上 | 500万円以上 |
| 学歴 | 大卒以上 | こだわらない |
| 居住地 | 同じ市内 | 通勤圏内 |
2. プロフィールが魅力的でない
プロフィールは婚活における「第一印象」です。お見合いの申し込みが来ない、申し込んでも受けてもらえないという場合は、プロフィールに問題がある可能性が高いです。
よくあるプロフィールの問題点は以下の通りです。
- 自己PR文が短い・抽象的 -- 「明るい性格です」だけでは伝わらない
- ネガティブな表現が多い -- 「人見知りですが...」「あまり出かけません」など
- 結婚後のイメージが書かれていない -- お相手が生活を想像できない
- 趣味が相手と共有しにくいものだけ -- 一緒に楽しめる趣味が書かれていない
3. 写真のクオリティが低い
結婚相談所での活動において、写真の重要度は想像以上に高いです。特にIBJのシステムでは、検索結果にまず写真が表示されるため、写真の印象でお見合いの成立率が大きく変わります。
写真で損をしているパターンとしては以下が挙げられます。
- スマホの自撮り写真を使用している
- 表情が硬い・暗い
- 服装がカジュアルすぎる、またはフォーマルすぎる
- 背景が生活感のある自宅
- 撮影から1年以上経過している
筆者の経験: 活動開始から半年後にプロのカメラマンに撮り直してもらったところ、お見合いの申し受け率が明らかに改善しました。費用は1〜2万円程度ですが、投資対効果は非常に高いと感じています。
4. 受け身の姿勢で活動している
「待っていれば良い人から申し込みが来るだろう」という受け身の姿勢は、婚活の長期化に直結します。
特に以下のような状態に心当たりがある場合は要注意です。
- 自分からお見合いの申し込みをほとんどしていない
- カウンセラーからの紹介だけに頼っている
- 新規会員の検索を定期的に行っていない
- お見合い後のお返事を先延ばしにしがち
IBJのシステムでは、自分から積極的に申し込むことで出会いの幅が大きく広がります。筆者の成婚相手も、自分から申し込んだお見合いがきっかけでした。
5. お見合い・交際でのコミュニケーション不足
お見合いは組めるのに仮交際に進めない、仮交際から真剣交際に発展しないというケースは、お見合いやデートでのコミュニケーションに課題がある可能性があります。
- 自分の話ばかりしてしまう
- 相手への質問が面接のようになっている
- 沈黙が怖くて会話を詰め込みすぎる
- お相手の話に対するリアクションが薄い
- 次のデートの約束を具体的にしない
6. 相談所・カウンセラーとの相性が合っていない
見落としがちな原因として、そもそも今の結婚相談所やカウンセラーが自分に合っていないという場合があります。
カウンセラーのアドバイスがいつも的外れに感じる、相談しても具体的な改善策が出てこない、活動方針について意見が合わないといった場合は、環境自体の見直しが必要かもしれません。
7. メンタル面の消耗と悪循環
婚活が長期化すると、精神的に疲弊し、それが活動の質を下げ、さらにうまくいかなくなるという悪循環に陥りがちです。
- お見合いに行くのが義務感になっている
- 「どうせまたダメだろう」と思いながら活動している
- 婚活以外のことに対する意欲も下がっている
この状態のまま無理に活動を続けても良い結果にはつながりにくいため、後述する「休息」も重要な選択肢です。
自己チェックリスト -- あなたの婚活を点検する
以下の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。該当する項目が多いほど、婚活が長期化するリスクが高い状態です。
プロフィール・写真
- プロフィール写真を半年以上更新していない
- 自己PR文を入会時から変えていない
- プロのカメラマンに写真を撮ってもらったことがない
- 自己PR文が200文字以下
条件設定
- お見合いの申し込み可能人数が月に50人未満になっている
- 検索条件を入会時から一度も変えていない
- 「絶対に譲れない条件」が5つ以上ある
- 条件に合う人がシステム上にほとんどいない
活動姿勢
- 月のお見合い申し込み件数が5件未満
- カウンセラーとの面談を最近していない
- お見合い後の振り返りをしていない
- 交際中の相手に対して自分から連絡しない
メンタル
- 婚活のことを考えると気分が重くなる
- 「自分には無理かもしれない」と思うことが増えた
- 婚活以外の生活が充実していない
5個以上当てはまる場合は、現在の活動方法を大きく見直す必要があります。8個以上の場合は、一度休会してリフレッシュすることも検討してください。
具体的な改善ステップ
長期化している婚活を改善するための具体的なステップを、優先度の高い順に紹介します。
ステップ1: 写真を撮り直す(最優先)
婚活において最も費用対効果が高い改善策です。
- 婚活専門のフォトスタジオで撮影する
- 服装はカウンセラーに相談して決める
- 自然な笑顔を意識する(歯を見せて笑う練習をしておく)
- メイン写真とサブ写真で異なる雰囲気を見せる
費用目安は1万〜3万円程度です。プロフィール写真を変えるだけでお見合い成立率が2〜3倍になるケースも珍しくありません。
ステップ2: プロフィール文を全面改訂する
以下のポイントを押さえて書き直しましょう。
- 具体的なエピソードを1つ以上入れる
- 結婚後の生活イメージを書く(「休日は一緒に料理を楽しみたい」など)
- 前向きな表現を使う(「人見知り」ではなく「じっくり関係を築きたいタイプ」)
- 400〜600文字を目安に、読みやすい長さにする
- カウンセラーに添削してもらう
ステップ3: 条件を優先順位付けする
すべての条件を同列に扱うのではなく、以下の3段階に分類します。
| 分類 | 定義 | 例 |
|---|---|---|
| 絶対条件 | これだけは譲れない(2〜3個まで) | 喫煙しない、子どもを望んでいる |
| 希望条件 | 満たしていれば嬉しい | 年収500万円以上、同世代 |
| 理想条件 | あれば理想だが必須ではない | 高身長、同じ趣味 |
検索時には「絶対条件」のみで検索し、「希望条件」「理想条件」はお見合いで確認するという方法が有効です。
ステップ4: 活動量を数値で管理する
感覚ではなく、具体的な数字で活動を管理することが重要です。
月間の活動目安(IBJの場合):
- お見合い申し込み: 月20件以上
- お見合い実施: 月3〜4件
- 仮交際中のデート: 2週間に1回以上
これらの数値を下回っている場合は、活動量が不足している可能性があります。
ステップ5: お見合い・デートの振り返りを習慣化する
毎回のお見合いやデートの後に、以下の点を振り返りましょう。
- 自分の良かった点・改善すべき点
- 相手のどこに好感を持ったか・持てなかったか
- 会話で盛り上がった話題・困った話題
- 次回に向けて変えたいこと
カウンセラーにフィードバックをもらいながら振り返ると、客観的な改善ポイントが見えてきます。
相談所の乗り換えを検討すべきタイミング
以下に複数当てはまる場合は、結婚相談所の変更を検討しても良いでしょう。
- 1年以上活動して真剣交際に一度も進めていない(プロフィールや条件の見直しを実施済みの場合)
- カウンセラーに不満があるが、所内での担当変更ができない
- 会員数・年齢層が合っていないと感じる
- サポート体制に物足りなさを感じている(もっとアドバイスが欲しい等)
- 料金に見合ったサービスが受けられていないと感じる
乗り換え先を検討する際は、必ず複数の相談所の無料カウンセリングを受けて比較してください。また、現在の相談所で活動した経験を踏まえて、「次はどんなサポートが必要か」を明確にしておくと、相談所選びで失敗しにくくなります。
休息を取るべきタイミング
婚活の長期化で心身が消耗している場合は、無理に続けるよりも一度休むことが結果的に近道になることがあります。
以下のサインが出ていたら、休会を検討してください。
- お見合いの前日に強い憂鬱感がある
- お相手のプロフィールを見ても何も感じなくなっている
- 日常生活(仕事・趣味・友人関係)に悪影響が出ている
- 「早く終わらせたい」という焦りだけで活動している
- カウンセラーの前で涙が出てしまう
筆者の経験: 活動1年半の時点で精神的に限界を感じ、1ヶ月間の休会を取りました。その間に旅行や友人との時間を楽しみ、「自分はなぜ結婚したいのか」を改めて考え直しました。休会明けには気持ちがリセットされ、条件や活動方法も見直した結果、復帰後約1年で成婚に至りました。
休会期間は1〜3ヶ月が目安です。それ以上長くなると復帰のハードルが上がるため、休会前に「何月に復帰する」と決めておくことをおすすめします。
よくある質問
Q. 婚活は平均どのくらいの期間がかかる?
結婚相談所での活動期間は、成婚退会者の平均で約10〜14ヶ月と言われています。ただしこれはあくまで平均であり、3ヶ月で成婚する人もいれば、3年以上かかる人もいます。期間にとらわれすぎず、自分のペースで着実に改善を重ねることが大切です。
Q. 何件くらいお見合いすれば成婚できる?
IBJのデータでは、成婚退会者のお見合い回数は平均15〜20回程度です。ただし回数よりも質が重要で、毎回のお見合いから学びを得て改善していくことが大切です。
Q. 条件を下げすぎると妥協になりませんか?
条件を「下げる」のではなく、**「優先順位をつける」**という考え方が重要です。すべてを妥協するのではなく、本当に大切な2〜3個の条件は守りつつ、それ以外を柔軟にすることで出会いの幅が広がります。結果的に、条件にこだわっていた頃よりも良いお相手に出会えることも少なくありません。
Q. カウンセラーにどこまで相談していい?
遠慮なくすべて相談してください。 カウンセラーは婚活のプロです。お見合いの感想、交際中の悩み、他の会員との比較、メンタルの不調など、婚活に関することなら何でも相談して構いません。むしろ、情報を共有すればするほど的確なアドバイスがもらえます。
Q. 婚活アプリと並行した方がいい?
結婚相談所の規約で並行利用が禁止されている場合もあるため、まずは規約を確認してください。並行利用が可能な場合でも、まずは相談所の活動に集中することをおすすめします。中途半端に活動範囲を広げると、時間とエネルギーが分散してどちらも中途半端になりがちです。
まとめ
婚活の長期化は、原因を正しく把握して一つずつ改善していけば打開できます。もう一度、改善の優先順位を整理しておきます。
- 写真を撮り直す -- 最も即効性がある改善策
- プロフィール文を改訂する -- 相手に伝わる内容に書き換える
- 条件に優先順位をつける -- 絶対条件を2〜3個に絞る
- 活動量を数値で管理する -- 月20件以上の申し込みを目安に
- 振り返りを習慣化する -- カウンセラーと二人三脚で改善する
筆者は1年11ヶ月という長い活動期間を経て成婚しましたが、振り返ると最初の1年は上記の改善ポイントに気づけずに時間を浪費していました。この記事が、同じ悩みを抱えている方の婚活を前に進めるきっかけになれば幸いです。
うまくいかない時期は辛いですが、正しい方向に努力を続ければ、きっと良い出会いは訪れます。焦らず、しかし立ち止まらず、一歩ずつ前進していきましょう。